七里の桜がフェンスで囲われ立ち入り禁止になりました:20210107花咲かおばさんより

堂々と何十年も立ち続けた株立ちの桜が、そばに寄ったら倒れるからキケンというのです。

施行者の区画整理協会の依頼で行われた桜の調査、その結論は「すぐにも倒れる危険があるので、2本伐採、1本移植」という、とんでもないものでした。

あの桜3本をすべてあの地から「撤去」しようというのです。


初日の出です。「パシャ」。

昨年11月15日の意見交換会の場で発表された調査結果は、実測データと結論が全くかみ合わない、矛盾に満ちたものです。

この調査報告書を専門家(樹木医)に精査検証していただきました。

 

まず、この報告書の制作者は株立ち樹木を全く理解していない。

データの数字が間違いだらけである。

とにかく伐採、という結論に導くために書いたとしか考えられない。

 

などなど、樹木医として見過ごせないひどい内容であるとのことでした。

そしてこの報告書に驚き呆れた3人の樹木医が、11月28日に七里の桜の現場に結集。

風の強い日でしたが、桜の幹はびくとも揺るがず、「これが倒木の危険ありなの?」と3人とも首をかしげていました。

12月28日には樹木医T氏が「、あの報告書はあまりにひどく、一樹木医として見過ごすことができない」と、居ても立ってもいられない思いで七里に来てくださいました。

そして桜の会のメンバーに、報告書の多くの間違い、データの数字が合わない、測定方法がそもそも間違っているなど、一つひとつ詳しく説明してくださいました。

 

七里の桜を守る会では、調査報告書の多くの矛盾点、疑問点を文書にまとめて協会側に提出し、文書での回答を求めています。

1月6日、協会の回答がどうなっているか、電話で問い合わせました。

「私たちでは分からないので、専門家(あの報告書の制作者でしょう)に訊いてみます」との返事。協会の名前で出した報告書の問題点すらわかっていないようでした。

どうもあの報告書をよく読んでいないなとの印象を受けました。

呆れて開いた口がふさがらない花咲かおばさんより

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